このレッスンの到達目標
人の判断とAIの実行を分け、進行条件を定める。
音声とインタラクティブ図解で学ぶ音声を再生すると、下のインタラクティブ図解と本文の段落ハイライトが連動して動きます。
JUDGMENT & SCOPE SIMULATOR · AUDIO & INTERACTIVE
「コード生成」から「採用できる変更」までの判断ゲートと支援条件
AIの出力をそのまま本番へ入れず、目的・影響・検証・承認のゲートを通す過程と、担当範囲ごとの支援条件をシミュレーションします。
GATE 01:目的・前提の定義問い:どの取引・どの時点の値引きか?
AIの初期出力例:「受注画面に10%割引コードを生成」
確認責任者と完了条件主担当:業務・SE / PM(未確認条件 3件を特定)
この段階を省くと「締め済み請求や対象外取引先まで誤って値引きされる」のおそれがあります。自立範囲と支援条件を分けて記録します。
進め方と判断の根拠
前編の対応範囲を使い、実装担当、設計担当、業務SE、PMの役割を配置します。職位だけで任せず、今回のDB、業務、運用に対して何を確認できるかを確かめます。必要な資料、教育、技術・業務レビューをセットで用意します。
レビューは内容を確認する活動、承認は権限に基づく進行判断です。業務ルールの確定、技術選定、リリースなどの節目に、確認資料と判断者を決めます。AIの完了宣言を、人の承認の代わりにはしません。
実務への適用と確認
判断の節目には、必要な成果物、未解決事項、許容するリスクを定めます。未確定の業務ルールが残る場合は、調査や限定した試作までとし、正式実装へ進む条件を明記します。期限と確認相手も記録してください。
担当者やAIへの委任範囲が変われば、計画と責任分担を更新します。相談時には目的、実施内容、結果、未解決事項、求める判断をまとめます。PMがすべての技術判断を兼ねることを前提にせず、専門家の支援を配置します。
押さえておきたいこと
- 作業と能力を対応させる
- 節目の必要条件を定める
- 不足する判断を支援で補う
読了記録と習熟度の確認は別です。