← 後編 第11章 · 進め方の破綻から立て直す
LESSON p11-01 / 約15分

進展のない修正を止める

このレッスンの到達目標

差分と観測から、作業継続の妥当性を見直す。

音声とインタラクティブ図解で学ぶ音声を再生すると、下のインタラクティブ図解と本文の段落ハイライトが連動して動きます。
HYPOTHESIS & ROLLBACK MONITOR · AUDIO & INTERACTIVE

AI修正スパイラル検知・最小再現切り分け・ロールバック検証器

「直すたびに認証など無関係なファイルまで壊れる」状況を再現し、闇雲な再指示と、確認済みベースラインからの仮説検証を比較します。

試行11ファイル変更認証・他機能:正常結果:端数バグ残存変更汚染・副作用リスク (30%)試行24ファイル変更認証・他機能:⚠️ 認証設定変更結果:別画面でエラー変更汚染・副作用リスク (68%)試行39ファイル変更認証・他機能:🚨 権限チェック削除結果:原因追跡不能変更汚染・副作用リスク (96%)
観測事実と停止判断⚠️ 闇雲な連続修正(破綻スパイラル)

「直して」と繰り返すうちに無関係な認証ファイルまで書き換わり、最後に動いていた状態へ戻せなくなります。

専門家へ引き継ぐ相談材料危険信号:無関係なファイル変更・テスト削除・説明と差分の不一致

DB更新や外部送信が伴う場合は、Gitでコードを戻すだけでなくデータと副作用の復旧手順も合わせて確認します。

進め方と判断の根拠

同じ不具合への修正を重ねる、無関係な変更が増える、設計の前提が説明できない場合は、作業の進め方を見直します。試行回数だけでなく、得られた情報と影響から継続・停止を判断します。

最後に確認できた版、そこからの差分、失敗する条件、ログを整理します。事実とAIの原因候補を分け、どの仮説を何で確かめたかを残します。一度に多くの設定やコードを変え、原因を追えなくしないでください。

実務への適用と確認

必要なら変更を戻し、再現に必要な条件を保った最小構成で調べます。大量データや競合でだけ起きる場合は、その条件を落とさないようにします。操作前に環境と権限を確認し、データの副作用も把握します。

期限や業務影響が大きければ、調査の完了を待たずにリーダーへ報告します。暫定対応、残るリスク、次の確認時点を示します。AIとの対話を続けること自体を進捗と見なさず、解決につながる情報を評価します。

押さえておきたいこと

  • 進展と影響で判断する
  • 確認済み版との差分を見る
  • 必要条件を残して再現する
読了記録と習熟度の確認は別です。